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みやま犬猫病院

みやま犬猫病院は、群馬県前橋市にある
犬・猫の全科診療動物病院です。

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みやま犬猫通信

みやま犬猫通信

猫の慢性腎臓病?

2024.11.6
すっかり寒くなりました。
私服を長袖長ズボンにはしていますが、未だにまだ足元はビーチサンダルでウロウロしていることが多いです。ただ面倒くさいだけなのに、裸足のほうが健康だ、と勝手に理由をつけています。風邪に気を付けましょう。
さて、当院では超音波検査機器(エコー)が新しくなりました。
今までの装置も良く見えたのですが、今回の装置は肝臓が特に良く見えるようになったと思います。技術の進歩ってすごいですね。
寒くなってきたからか、ワンちゃんも猫ちゃんも尿のトラブルがすごく増えてきました。
今回は猫ちゃんのお話です。
11歳の男の子なのですが、『腎臓の数値が高くて腎臓病食にしているのだけど、続けた方がいいのか?』ということでした。猫本人は元気で、飼い主さんも何かに困っているわけではありませんでした。
当院で血液検査をしたところ、尿比重は1.026、BUN 33.0mg/dl、Cre 2.23でした。
慢性腎臓病であればもう少し比重が低いかな?と思いつつ、最新のエコーで形態的に評価をしたところ、
左の腎臓の腎盂が拡張していました。中央の黒いエリアは、本当はこんなに大きくないのです。腎盂➡尿管➡膀胱と尿が流れていきますので、腎盂から尿管をエコーで追ってみると、
黄色で示した尿管結石が尿管閉塞を起こしていたのでした。
赤の⇔が拡張した尿管です。正常であれば猫の尿管はエコーで見えません。
2日経っても状況が変わらなかったため、手術で摘出しました。
摘出した2つの石です。とっても小さいですよね。
1か所の切開部位から摘出できました。
術後12日目のエコー画像は
術前と比べて明らかに中央の黒いエリア(腎盂)が小さくなりました。
血液検査でもBUN 20.7mg/dl、Cre 1.66と日を追うごとに良くなっていました。
石はシュウ酸カルシウムという名前のものでした。結果として、今は腎臓病食ではなくて、シュウ酸カルシウム結石が出来にくい食餌をお勧めしました。
血液検査で腎臓の数値が高いというのは良くあることですが、高い理由によって治療法や食餌が変わってきますので、当院では尿検査やエコー検査と合わせて評価することをご提案しています。尿石症は再発しやすい病気ですので、継続して注意が必要です。
元気が一番です。

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